白折
「白折(しらおれ)」とは
こんにちは。
「ゆげ製茶」3代目当主の弓削洋(ゆげ・ひろし)です。
「白折」のご案内は私が担当させていただきます。
「白折」は、お茶の茎で作られたお茶=「茎茶」になります。
「ゆげ製茶」のある九州地方では、茎茶は「白折」という呼び名が一般的ですが、京都では「雁が音(かりがね)」と呼ばれています。
お茶といえば茶葉から作られるものというイメージが強いのですが、それ以外にも、茎や芽、粉からもお茶は作られます。
茎から作るお茶と聞くと、「茶葉のお茶より味が薄い」「渋い」という印象があるかもしれません。
しかし、それは逆で、実は茎茶は、甘みの成分に関しては茶葉の約4倍、旨みの成分は茶葉の約2倍もあります。
しかも、渋みも少ないのも茎茶の特長です。これは、茎の部分は光合成をほとんどしないため、光合成によってできる渋み成分のカテキンが少ないからです。
つまり、茎茶である「白折」は、茶葉のお茶より甘みも旨みもあり、一方で渋みが少ないお茶ということが言えます。
その中でも特に上質で希少性の高い茎茶をお届けします。
もともと、茎茶、芽茶、粉茶は、煎茶に比べると生産量が少ないお茶です。
その上、上質なものはさらに生産量が少なく、市場にはほとんど出回らないのが実情です。
しかし、私たち「ゆげ製茶」では、茶葉のお茶より甘みも旨みもあり、一方で渋みが少ない茎茶の味わいをぜひともお楽しみいただきたいと思い、毎年少量ながら上質の「白折」を提供させていただいております。
おかげさまで、「ゆげ製茶」のお茶をご愛顧くださるお茶好きの通のお客様の間では「白折ファン」も多く、すでに毎年の「白折」をご予約いただいているお客様もおられます。
そのようなこともあり、もともと生産量の少ない「ゆげ製茶」の「白折」は、毎年、販売開始してからほどなく完売してしまいます。
そのため、お早めのご用命を賜われれば幸いです。
「白折」の美味しい淹れ方
基本的には「深蒸し煎茶」と同じですが、茎は葉に比べてお茶の出方が遅いので、お湯の温度は「深蒸し煎茶」より10℃高い80℃をおすすめしております。
お茶の色は薄いのですが、それは茎の部分が光合成をほとんどしないためであり、甘みや旨みはしっかりとありますのでご安心ください。
ぜひ、私たちが丹精込めてお届けする「白折」で、茎茶ならではの深い味わいと香りをお楽しみください。
お客様の声
美味しくてとても気に入っています。
久留米市 古賀百合子様
通っているスイミングスクールで先生に飲ませていただいてとても美味しかったのがきっかけで、ゆげ製茶さんの白折などのお茶をいただくようになりました。
美味しくて、他のお茶屋さんより3~4回多くいただけるのも気に入っています。
40年以上前から愛飲しています。
八女郡 山本トシエ様
ゆげさん家の白折茶のファンで、もう40年以上前から愛飲しています。
独特の旨みと渋みは食事の後に最適ですし、お湯の温度が少し下がると甘みも感じられるという、いろんな楽しみ方ができるのもよいです。
お友達と一緒に注文しています。
栃木県那須郡 牟田克子様
ゆげさん家の白折茶が大好きで、もう40年近く飲み続けています。
毎食後はもちろん、一日5~6回飲んでいます。
甘みと渋みの両方がほどよいバランスで含まれているのがいいですね。
あと、個人的にはゆげさん家のお茶を飲むと、その日の自分の体調がわかります!
今は宇都宮のお友達家族と一緒に毎年注文しています。
お友達もゆげさん家の白折茶が大好きで、家まで2時間かけて取りに来ます!