グラノーラ
「食べる緑茶ノーラ」「食べる紅茶ノーラ」のティーカップ型パッケージは、世界で活躍されているクリエイターたちが「アジア内の洗練されたパッケージデザイン」と認めたデザインに与えられる「トップアワードアジア 2019」を受賞しました。
地元・福岡の「福岡デザインアワード2018」でも入賞しております。
(受賞作品集資料より)
そのまま食べても安全・安心のお茶だから、できました。
こんにちは。
「ゆげ製茶」女将の弓削京子(ゆげ・きょうこ)です。
「食べる緑茶ノーラ」「食べる紅茶ノーラ」のご案内は私が担当させていただきます。
突然ですが、お茶を淹れたあとの、残りの茶殻はどうされていますか?
実はその茶殻にも、カテキンやビタミンA、ビタミンEなどの栄養素が残っています。
とはいえ、それをそのまま食したり、料理に使うということは、「ほとんどない」というのが実際のところではないでしょうか。
そこで、私はかねてより、「お茶をそのまま食する商品があれば」と思っていました。
「ゆげ製茶」のお茶は、減農薬・減化学肥料。
安心して食することができるお茶だから、その栄養を余すところなく摂っていただける商品を願っていたのでした。
その一つとしてまず生まれたのが、「八女っ粉煎茶」という粉茶です。
これは、茶葉だけを石臼で挽いて作る一般的な抹茶ではなく、茎まですべて機械で砕いて作る「抹茶煎茶」になります。
もちろん、「ゆげ製茶」が誇る一番茶の深蒸し煎茶を使っています。
だからこそ「八女っ粉煎茶」は抹茶よりもとても栄養価が高く、北九州の薬局の薬剤師さまから電話があり、特別にお分けしたというエピソードもあるほどです。
しかし、粉茶としていただくほかに、もっといただき方をアレンジできる可能性があるのではないかと私は考えていました。
そのことを知り合いなどに相談していたら「グラノーラに抹茶煎茶を入れる」というアイデアが生まれ、私を含めた地元の女性4〜5名で試行錯誤しながらレシピを作り上げ、同時にパッケージも作りました。
これが2011〜2012年あたりのことです。
しかし、その頃は新茶摘みのイベントなどの際に供するだけで、常時販売はまだ行なっていませんでした。
味なども含め、まだまだ改良の余地があると思っていたのです。
「この抹茶煎茶入りグラノーラを常時販売できるようにして、地元の特産品に選ばれるほどの商品にしたい」
それが、私の夢になりました。
地元・福岡県八女郡広川町は特産品が少ないので、頑張って特産品にして、町おこしにもつながれば。
そう思いつつもなかなか思い通りに進まないまま年月が過ぎてしまったのですが、あるきっかけによって、夢は少しずつ実現へと向かいました。
日本屈指のスイーツプランナー・山口真理さんにプロデュースしていただきました。
あるとき、地元・広川町に、さまざまな分野の地域資源の掘り起こしをして町の発展に寄与すべく「地域おこし協力隊」というプロジェクトが立ち上がりました。
その立ち上げに際し、私たち「ゆげ製茶」は役場の担当者さまから協力隊のメンバーになってほしいと相談され、その理念に賛同して快諾。
そしてミーティングのために役場に伺うと、同じメンバーの中に、日本屈指のフードコーディネーターやスイーツプランナーとして、数々の企業や飲食店等の商品やメニューをプロデュースされている山口真理さんがいらっしゃいました。
広川町は、一年中果物が収穫されることで知られています。
山口さんは、その広川町産の果物でスイーツを作って地域おこしをするために招かれていたのでした。
この山口さんとの出会いのおかげで、ようやく「抹茶煎茶入りグラノーラ」の本格的な改良をスタートさせることができたのです。
山口さんほどの有名な先生が、私たちのような家族経営の小さなお茶農家の相談に乗ってくださるだろうか。
はじめはその点が不安でしたが、チャンスは今しかないと、ミーティングが終わった後に、思い切って相談してみました。
「私たちはこんなグラノーラを作っているのですが、もっと本格的なグラノーラにしたいのです。ご相談に乗っていただけませんか?」
すると山口さんは快諾してくださいました。私たちで茶葉の収穫から加工、販売に至るまでのすべてを行なっていること、そして減農薬・減化学肥料の取り組みを評価していただけたのだと思います。
こうして、山口さんのご協力の下、プロの本格的な「抹茶煎茶入りグラノーラ」作りがスタートしました。同時に、この頃には和紅茶も作り始めていましたので、「紅茶入りグラノーラ」にも着手していただきました。
気がつけば、2年が過ぎていました。
山口さんは、数ヶ月の試行錯誤を経て、全く新しいオリジナルのグラノーラレシピを作ってくださいました。
しかし、実は山口さんと私たちのグラノーラづくりはここからが本当のスタートでした。
いくつかの洋菓子店に試作を依頼しても山口さんのレシピ通りに出来上がらなかったり。
その状況をわかった上で、それでも「協力しましょう」と快く言っていただいた地元の洋菓子店「ド・ミール鶴」さん。しかし、相談に伺った時期がクリスマス前のシーズンだったため、年が明けるまで動けなかったり。
ようやく動けるようになり、「ド・ミール鶴」さんとの打ち合わせの中で「地元・八女産のドライフルーツを入れよう」となり、そのドライフルーツを作っていて、しかも少量だけ分けていただける農家さんを探したり。
緑茶のほろ苦さ。和紅茶の甘さ。それぞれのお茶の特徴に合うフルーツのセレクトにも試行錯誤を繰り返したり。
ナッツ類、また食用菜種油など、さらに合わせる材料を足したり引いたり。
このようなことがありながら、気がつけば2年の歳月が経っていました。
それでも、減農薬・減化学肥料のために何年も取り組んできた私たちにとってはあっという間に過ぎた時間です。
その間、パッケージについても山口さんのご紹介で、気鋭のデザイナー・先崎哲進(せんざき・てつしん)先生にご依頼することができました。
通常であれば私たちがご依頼できないレベルの先生なのですが、偶然にも、先崎先生は「地域おこし協力隊」のお仕事もされていて、そのご縁で快く引き受けてくださったのです。
こうして出来上がったのが、写真のようなティーカップ型のデザインで、私もとてもお気に入りです。
このデザインはページ冒頭でお伝えしましたように、トップアワードアジア2019を受賞。「福岡デザインアワード2018」でも入賞。
いずれも、地元の商工会の方などの尽力のおかげで出品できたもので、私の想いをこのような形で花開かせていただき、大変感謝しております。
合わせ方いろいろ。食卓に茶葉の彩りが広がります。
「食べる緑茶ノーラ」には、あまおう・みかん・いちじくが、「食べる紅茶ノーラ」には、あまおう・柿・キウイが、それぞれ入っています。
私たちが作る八女のお茶を入れたグラノーラだから、合わせるフルーツもすべて八女産にこだわりました。
さらに、八女から近いうきは市産の食用菜種油も採用。
お茶の新たな味わい方をお楽しみいただける商品として、そしてなによりお茶の栄養を余すところなく摂ることができる商品として、おかげさまでじわじわと人気になってきております。
「食べる緑茶ノーラ」「食べる紅茶ノーラ」は、オーソドックスに牛乳をかけていただくのはもちろん、アイスやヨーグルトなどのトッピングとしても最適です。
さらに、ほろ苦さが特長の緑茶ノーラはクラッカーに乗せたチーズにかけてお酒のおつまみにしたり、お好みのグリーンサラダにトッピングしてオリーブオイルと岩塩をかけていただくのもおすすめ。
一方、上品な甘さが特長の紅茶ノーラは、パンケーキにトッピングしてメープルシロップやバターと合わせるとさらに味わいが広がります。
飲むだけのお茶から、食べて楽しみ、豊富な栄養を余すところなく摂れるお茶へ。
「ゆげ製茶」の「食べる緑茶ノーラ」「食べる紅茶ノーラ」で、食卓に新たな彩りを加えてみませんか?
【食べる緑茶ノーラ】
栄養成分表示(100gあたり)
熱量444kcal たんぱく質9.4g 脂質21.9g
炭水化物51.4g 食塩相当量0.1g
原材料:オーツ麦(オーストラリア産)、乾燥果実(いちご、みかん、いちじく)(八女産)、アーモンド、くるみ、砂糖、メープルシロップ(カナダ産)、食用菜種油(福岡県うきは市産)、緑茶粉末(八女産)、かぼちゃの種
【食べる紅茶ノーラ】
栄養成分表示(100gあたり)
熱量439kcal たんぱく質8.5g 脂質20.9g
炭水化物51.6g 食塩相当量0.1g
原材料:オーツ麦(オーストラリア産)、乾燥果実(いちご、柿、キウイ)(八女産)、アーモンド、くるみ、砂糖、メープルシロップ(カナダ産)、食用菜種油(福岡県うきは市産)、緑茶粉末(八女産)、かぼちゃの種
お客様の声
お茶のイメージが変わりました!
みやま市 坂口智未様
正直、お茶は年齢層の高い人が飲むものというイメージがありました。
でも、飲み物としてだけではなく、食べられる、スイーツやお料理にも使えて、しかも美味しい!そんな楽しいイメージに変わりました。
こんなに美味しいものが提供できるなら、そのうちカフェまでオープンするのでは、と密かに期待しています。
お茶に対する愛情が感じられる味です。
筑後市 谷口朋子様
以前の私はお茶よりもコーヒーが好きでした。
そんな私でも、緑茶ノーラや紅茶ノーラはとても美味しくいただけました。
お茶そのものも、減農薬・減化学肥料にこだわっていて安心できます。
お茶に対する愛情が感じられる味で、いつしかゆげさん家のお茶も飲むようになりました。飲んだ後の感覚が他のお茶とは全然違って好きです。